アキーレ・カステリオーニ デザインイノベーション特論

5月12日はアキーレ・カステリオーニのデザインとアプローチを授業で勉強しました。

今までアレッキさんかと思ってたら、アッキレさんか!と気づき自分は字を読まずに全体の雰囲気で名前を覚えていたのか?、いや、ALESSI(アレッシィ)混同したのか?と考え、大巨匠の名前を間違えるなんて!と自分のいいかげんさに気づき・・・アッキレさんだと思ってたら、アキーレさんか!そっか!アキーレさんだ!と心の中で思った今日このごろです。

アキーレさんに行く前に山ちゃんに説明されたことを書きます。



・Personal Brandとは

個性には2つある。
①これまでの経験
②これからありたい経験(やりたい経験)



・オリジナリティとは

自分がこれまで経験したことを重ね合わせてすべて交わった部分



・今回のアプローチ方法

①これまでのアプローチは、主に授業で先生の手法をやらされていた。
②そうではなくて、自分で課題をみつけだす→Originality
③デザインのアプローチを提案(広いアプローチと狭いアプローチの2つがある)
④企業を選んでどの分野(効果の発揮できそうな分野)をやるか決める
⑤デザイン提案

企業の人に自分のデザインアプローチがなるほどね!と思わせるようになれば良い。これまでと違うアプローチで確かにアウトプットがそうなってるんだと納得させる。



・企業に入ってしまうと企業に染まってしまって自分の手法を持っていないデザイナーが多い。



さぁ!アキーレさんです!
アキーレさんの作品をスライドと実物、本を交えてたくさん紹介してもらいました。

実物で見せてもらったモノを紹介します。

↓マヨネーズスプーンです!

ビンの周りに着いたマヨネーズをきれいに集めることの出来るカタチになっていて、シャープなラインと柔らかな曲線の対称なところがポイントになってるそうです。


↓次はスイッチです!
上面はエッヂを利かせて、

底面はRを利かせて、

なにかのカタチに似ていると思いませんか?


そう!iPhoneです!でもiPhoneと違うところは上面の両端にRが付いてるところです。先生いわく、これからiPhoneも上面の両端にRを付けるんじゃないかって言ってました。

アキーレさんが一番こだわったところはスイッチの『カチッ!』っていう音だそうです。かわいい音が鳴ります。

こういう細部までこだわるところが一流のデザイナーですね。



続きまして、授業で学んだアキーレさんのデザインの特徴を紹介します。

・Playpen((格子でかこった)赤ん坊の遊び場、ベビーサークルという意味だけど、遊んだ       り、楽しくしたりする意味)

どういうふうに取り入れるのか?
①心や気持ちをどのようにしたいか
→事務所のおもちゃのキャビネットの中をのぞいてアイデアを探す
②構造やカタチのアイデア
→道具はそれぞれ意味のあるカタチをしているので、事務所の道具コレクションからアイデア を探す

(※ミラノのアキーレさんの事務所を見学させてもらったが、マテリアルやおもちゃ、メガネ、作品ファイル、はんこなどすべて整理されていた)

↓これです!これはおもちゃのキャビネット。

作品ファイルが整理されてる部屋です。

見てきたまんまだよー!

・アキーレさんの手法
①Redesign(既存の製品に手を加える)
②Ready made design(既存の部品を流用する)
③Metaphor(楽しさを加える)



アキーレさんのデザインは誰もがわかるように共通の経験や体験、モノを利用していると感じた。また、それによって楽しさや愛着がわくのかなぁと思った。



アキーレさんです。
見るからにちょー楽しそうですよね〜!



こちらもアキーレさんです。
この写真のアキーレさん、僕超好きです!おっちゃんさすがですね。笑っちゃいました(笑)
デザインを楽しんでるのが伝わってきます。

アキーレさんのような愉快なデザイナーになりたいものです。

最後にワークショプでレディーメイドデザインを考えてスケッチしました。
いつも忙しい山崎先生に生徒のレポートを添削しながらお昼が食べられるペンとスプーンが一緒になったやつとかどうかな〜って?(笑)




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