平田さん ziba東京 デザインイノベーション特論

今回はziba東京というデザイン事務所の平田さんがきてくださいました。
今回と来週の2回を通して授業をしてしてくださいます。

僕は以前事務所にも行かせていただいて、僕の研究室と似たようなデザインの手法をしていてとってもいい事務所です。


他社製品のものまねをしていたシュレッダーを止め、新しいシュレッダーを企業に提案をした例を話してくれました。

ものまねの商品を作り続けてしまうとなにが悪いのか?
・企業がものまねではない新規商品を出したときにまたものまねかと思われてしまう。
・ずっとものまねをしていくと会社のアイデンティティが崩れていってしまう。

でも、売り上げはとれているので、会社も営業マンも満足している。デザインを変える必要がないといえばない。


そこで、みんなが納得するキーワードを提示して仕事を獲得したそうです。



そのキーワードは、『デザインで1000円もうける』です!



キーワードは、
・誰でも理解できる
・誰でも文句が言えない
・理にかなっている

が重要です。


・部品の数を減らしただけでもう既に1000円はもうけられる。
・かっこいいものにすればさらに1000円上乗せしても売れる。
・幼児が操作できないように握れない大きさのトルクにし、回転できないように重くした。
・ポーションマークが入ることを想定してデザインを行った。
・カラーに意味を付け、5色から3色にした。

幹部の方、営業マンに文句言わせないようにした。


・企業に提案するとき大切なこと
①ミッションはなにか
②顧客は誰か
③顧客の価値は何か
④成果は何か
⑤その計画(どういうふうに展開できるのか)

ポートフォリオにシンクロさせたら企業に説得力のある提案と自分を売り込むことができる。


・自分に置き換えてみると
①今の自分のミッションは何か
②存在理由は何か
③どうしていきたいか
④どうやったら覚えてもらえるか


・顧客と消費者は違う→どう見つけて定義するか?


・アジアのメーカーの勢いすごい→日本の企業は遅れている→英語しゃべれないとダメ


・アメリカはチームのデザイン←→日本個人(個々)のデザイン


・自分の武器を探し、武器を生かしたデザインをする。武器がないとやっていけない。


・平田さんがアメリカでデザインをしていたとき、100%言葉が理解できなかったので70%を理解して、曖昧な30%を自由に考える余白にした。自分へのミッションにした。


・仕事を得たかったらこっちからアプローチ+お土産(アイデア)


・アイデア+ビジネスとしてどう解決していくかのビジョンの提案まで


・自分の目指すものは何か?ミックスするのか、新しくするのか?


・横並びのことをやっていても記憶に残らない


・キーワードはなるべく違うところから持ってきた方がいい


・工夫しないと埋もれるよ!


・なにを解決していくのか?ユーザーは一人だけじゃない。関係しているユーザーが
たくさんいる。


・課題点だけどポジテリブなキーワードを提示する。ネガティブはダメ。どう変換できるかがカギ。



来週までの課題が出されました。
→自分の就職したい企業にキーワードを提示してサムネイルスケッチでどうしていきたいかをA3用紙1枚にまとめる。


スケッチはこんな感じ↓


さーどうしましょ。でもフランス行く前に就職活動をしようと考えている僕にとっては絶好のチャンスです!!がんばろ!

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