佐々木千穂さん インフィールド

6月30日 インフィールドの佐々木千穂さんが講演しにきてくれました。

元IDEOでエスノグラフィー界の重鎮の方です。

すごいきれいな方で、見とれてしまって全然写真撮るの忘れてました(笑)


エスノグラフィー調査から気づきを得て、ユーザーの本質的要求からデザインを考えているとのことです。


「共感」から発想するデザインコンセプト〜望ましい経験をデザインする〜というテーマでお話ししていただきました。

・モノづくりは「機能ありき」ではうまくいかない

・望ましい経験から、サービス、デザインをしていく

・条件だけを追ってつくってもいいものが出来ない

・頭で考えても誰かのための良いデザインは出来ない

・脱主要ユーザーのためのデザイン
→見過ごされていた「自分じゃない人」に注目し、共感し、発見する

・データではなく、傾向ではなく「共感」が重要

・自分ではない人にもっと近寄って観察すべき

・共感のための手法→オブザベーション


オブザベーションで探すもの
・意図通りでない使い方
・創造的な行為
・手順や順応
・その人にとってなにが大切かを示すもの
・興味深い矛盾
・人の言っていることは必ずしも正しくない
・いつもの行為
・追跡
・モノが語る

オブザベーション
・見る
→なにをしているのかを言わせるのではなく行動を見る

・試す
→実際に自分もやってみる

・頼む



・     洞察 → 望ましいデザイン↓
     ↑              ↓
    ↑ エクスペリエンスデザインの山 ↓         
   ↑                  ↓
事実↑  ←   ←   ←   ←   ←発想


・聞いたことは → 忘れてしまう
 言ったことは → 覚えている
 やったことは → 理解が出来る、わかる

・良いとか悪いとかで判断しちゃいけない

・プロジェクトにダイレクトな話しじゃなくても、聞く

・なにか気になったり、引っかかったりしたら、それがたいてい大事なことにつながる


懇親会では、お子さんのお話や、佐々木さんがIBMの就職面接を受けたとき試験官が山崎先生だったお話しや、留学のお話などいろいろしていただきました。

佐々木さんはさすが、人の話しを聞くのも引き出すのもすごくうまいという印象を受けました。佐々木さんの人柄だと思うのですが、話しをしたくなる魔法にかけられてしまったような感じでした。

かわいらしい素敵な方でした。同じ研究室の堀江君は好みのタイプだったそうで、ツイッターに速攻書き込んでました!

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