日本から帰ってきてから、なか2日で4月11日から18日までミラノサローネに行ってきました。
ミラノに行ってからだいぶ経ってしまってからの投稿ですみません・・・。
空港で待ってるとき、横にいたおじさんから「ペンを貸して」って言われて貸してあげれたのがうれしかった。結構前に同じシュチュエーションがあったんだけどそのときは貸してあげられなかったから。
すぐゲット出来ました。
「チケット見せて」って言われたので見せたら、
「これは使えない」って言われて、イタリア語しかしゃべれないっぽかったのでなんでかまではわからなかったんですが、俺はなんでか知りたくて、駅に貼ってある地下鉄の地図を見てたら、もしかしてゾーン外かここ!と思ったんだけどどのチケットかって良いかわからない・・・。
周りをキョロキョロしてたら違う黒人のお兄ちゃんと目が合って、
「ここに行きたいんだけどのチケットかったら良いか教えて」ってお願いしたら、
お兄ちゃんが、券売機をちゃかちゃか操作して、
「この1.25ユーロの買うんだよ」って教えてくれて、買って会場へ向いました。
去年と比べたら、凄まじく広い!
とりあえず、うちの研究室の場所はどこか探しつつ中をプラプラしながら、他の出展者の状況を偵察。みんなもう準備が終わりそう・・・。
そして、自分たちの場所が分からない・・・。
主催者の方に聞くことに。
そしたら案内してくれました。
ここです。
だけどもうミラノには着いてるはずなのに、連絡もないし、全然来る気配すらない・・・。しかも4年生の青木君だけみんなと違う便で来てるらしく、なんでかわからないが俺に電話がいっぱいくる。なんで先生と連絡取んないんだろう??と不思議に思ってたんだけど、乗り換えがうまくいかなくて、ドイツの空港で泊まることになっちゃったらしく、大変だろうなぁっと思ったので、出来ることはしてあげました。
完全に先生も日本での忙しい生活から解き放たれていきいきしてる感じが、初日からプンプン臭う。
ご飯を食べ終わって、6人を引き連れてホテルに行ったら、やさしいお姉さんじゃなくてイカツイおっちゃんに変わってて、全然英語が伝わらない・・・。
「ワッツ!?」っばっかり、
でも、何度も説明して、予約書見せてなんとかもう1つの部屋もチェックイン出来ました。ふぅ〜。怖かった・・・。
12日、朝食を食べて会場準備へ。
昨日黒人のお兄ちゃんから教えてもらった、1.25ユーロの切符を買おうと思ったんだけど、どうやってお兄ちゃんが操作していたのか全く覚えてない・・・。て言うより操作がものすごい早かった・・・。
わかんないから、そこらへんにいたマダムを捕まえて聞くと、
「私英語はしゃべれないの、イタリア語かちょっとフランス語ならしゃべれるんだけど・・・」って言われ、
「フランス語しゃべれるんですか?」うわーラッキー!フランス語ちょっと勉強してて良かったーって初めて思いました。そんで、フランス語で、
「この切符と同じ切符を買いたいんですけど・・・」って聞いたら、
「この券売機じゃ買えないと思うわ、だって、私もあなたと同じ所に行くけど2,15ユーロの切符買ってるもん」と言われ、そうなのか、昨日の黒人が教えてくれた1.25ユーロの切符はマジックだったのか?そうかあれはマジックだったんだ!と思い聞かせ、今日から3日間くらい、謎が解明するまでの間はは2,15ユーロの切符を買い続けました。
謎のからくりは、券売機でも変えたんだけど、操作が複雑って言うのと、キオスクのおじさんからも切符を買えるということでした。
それで会場へ行って準備しました。
みんなで組み立ててて、勢い良くしゃがんだら、
まさかの、
ズボンの肛門部分が「ビリッ!!」って破けてしまった。やべ・・・・。
いや〜ガムテープではっつけてみたんだけど、全然うまくいかない・・・直し様がない・・・。
でも、後輩のかずまがスーツケースの重量オーバーで着替えを平子君に預けてて、平子君がかずまに丁度渡すために着替えを持ってきていたのでコーデュロイのズボン借りることが出来てマジで助かりました。かずまありがとう。
「それは何??」って質問してきたので、
「これは首に引っ掛けて付けて、定規が必要なときはすぐ外してスピーディーに定規として使用できて、使い終わったらすぐ元に戻してアクセサリーになるってヤツです」って説明して、
もし先生に売るとしたら、先生はお金持ちだから2万円ぐらいかな〜。
僕の作品達です。
ケヌキクワガタ
サーモンジョーギ
ホーチョージョーギ
フジサンハンガー
そんで、いきなり会場担当をやることになって、山下君と一緒に係をしました。
山下君ががんばってるところをパシャリ。
イスとかめちゃかっこいいです!!
この机は回せて、高さ調節が出来ます。ペットボトルやコルクなどを再利用してつくったグラスや器です。エコはステキですね!
あとセルビアの先生からビールの栓で出来たバッチを胸に付けてもらいました。
ドイツで足止めをくらっていた青木君が到着したので、山下君と会場の外の屋台で、担々麺を食べました。
会場外。
担々麺。
予想していた担々麺ではなかったんですけど、担々麺ってどんなんでしたっけ??
夜は会場近くのレストランでビールとピザを食べました。
13日、今日はフィレンツェにみんなで行きました。これは地下鉄ですけど日本もこれぐらいド派手な電車があっても良くないですか??笑 生活が楽しくなりそうな気がするんだけどなぁ〜。
まさかの、1人27ユーロ!!きゃ〜!!
靴目線からモーションキャプチャーを使ってつくった映像がおもしろかったです。
”バルバッソ”ってお店に!
そして、終電を逃した僕と山下君はメキシコ人の超やさしいアルロ君と駅で始発を待ちながら3時間ぐらい会話しました。アルロありがとう!!
でもそこは、管理棟みたいなところで、おじさんが、
「そこの通りを行って、右に曲がったところにもう1つあるよ」って教えてくれたんだけど、よくわからなくて、
もう一回管理棟みたいなところに戻って、女性の人に聞いたら、
「今から行くから一緒に行きましょ。あなたラッキーよ!」って言って一緒に行きました。
その女性は、アンナさんというミラノ工科大学の先生でした。おしゃべりしながら校舎まで連れて行ってくださいました。
マジでラッキーだった・・・。ちょっと時間を過ぎちゃったけど、ギリギリ間に合った。
他にもいろんな国から学校説明を聞きにきていました。
そのあと校舎を、回りながら説明を受けました。
だいたい研究室と作業室が一緒になってるが普通みたいです。うちの大学にも導入してくんないかな〜。わざわざ演習室に行くのとか面倒くさいもん!
さすがだぁ〜!!
行くのに迷って、かなり時間かかったな・・・。
あー!!倉俣史朗の机じゃん!!やるぅ〜!!
これほしい。
この川に誘われて歩いて行ったら迷子になって、山下君がひん死状態になり、バスへ!でもどこに行くかよくわかんなくて、途中で一回下車して、次来るバスが駅まで行くバスだったのでそれに乗ってなんとか帰れました・・・。でも僕のホテルの最寄り駅に着いたときに丁度入り口を閉めてたので、最終でギリギリ帰って来れた模様でした。山下君を殺してしまうところだった・・・危ない危ない・・・。
15日、アイントフォーヘン工科大学にリュス(フランスの友達)が留学中なので、学校は違うんですけどデザインアカデミーアイントフォーヘンを見に行きました。
でもなかなか見つからない・・・。
そのあとしばらく探して、
やっと見つけました!!
他にもいっぱいありました。
磁石で取り外し可能な棚。
山崎先生の部屋みたいにいろんな作品が置いてありました。
スキューバーダイバーみたい笑
これもおもしろい。
行ったん会場に帰って、中国レストランへ日本人のデザイナーのみなさんと夕食へ。
そしたら、募金箱に5ユーロ入れてくれました。僕も被災地の方に少しは役に立ってるかもと思った瞬間でした。
そして夕方からは僕がいっち番楽しみにしていた、サンシーロへサッカー観戦へ!!ACミランvsサンパドリア!!
これ!!見てよ!!ヤバイ!!ヤバすぎる!!サンシーロ!!カッコイイ!!
そして、僕の席の前に座っていた紳士なおじさんと仲良くなってずっとおしゃべりしてました。さらに紳士なおじさんの隣にいたおじさんとも仲良くなってしまいました。試合中もちょくちょくACミランの解説をしてくれて、本当にカッコイイおじさんでした。なれるのであればこんなダンディーなやさしいおじさんになりたいです。
ACミラン勝利!!
なんだか気になるぞ。
最愛の大切な人を失ったんだなぁと感じた。
生きること、相手を受け入れること、人を思う気持ちを強く感じた。
やさしさ、おもいやり、が大切だと感じた。
特に思うことは、あいさつ、感謝の気持ち、この2つさえあれば世界で生きていけると感じる。出会いを大切にして、偉くならないでいたい。いつでもチャレンジし続けられる人でいたい。
今思い返して思うことは、
本当にこのマダムは、声を出して泣いていた・・・。
悲しみというのはどうすれば癒えるのでしょうか??
今まではどうすれば笑ってくれるのだろうか?ということばかり考えていたが、人それぞれが持つ背景にあるものを考えることも笑わせるためには大事なのかもしれないと思った。
日本も今悲しみを抱えている方々が大勢いる中で、日本もですが、世界中の人が幸せに日々の生活が送れるようになったらいいなぁと思います。ん〜これはいつも思います。どうすればそんな世の中が来るんでしょうかね?最大の疑問かもしれないです。
この机の解説がおもしろかったです。隣にいた女の人も笑ってました。
あれ、まさかの・・・コルちゃんか??
イサム・ノグチの照明がいっぱいあったで!オサム・ノグチかと思ってた、危ね笑
このおっちゃんが初日めちゃ怖かったオーナーと思われるおっちゃん。怖かったのは初日だけで、本当はめちゃくちゃやさしいおっちゃんでした。昔、武道?空手?やってたらしいです。骨折ってやめたみたいですけど・・・。
ちょういいおじさんとおねえさんのお陰で今年もミラノサローネを楽しむことが出来ました!
日本人ってよく、親切でいい人が多いってイメージがあるけど、海外でも変わらないですよ。何回か旅行するうちに確信に変わってきました。むしろ今の日本は、機械とコミュニケーションすることがほとんどなので、そんなイメージも低下傾向にありつつあるんじゃないかって思います。全く知らない人と会話を通して嬉しい気持ちになる機会って日本じゃ本当少ないのかなって思います。
海外ではあちこちで見るし、実際僕も頻繁にそういう機会に出くわします。そして、なんだかすごく嬉しい気持ちになるんですよね。海外は日本に比べて不便なことは多いけど、そのぶん人と人同士が助け合って生活をしていて、それがなんだかすごい幸せなんですよね。だから、全部便利になっちゃいけないと思うし、する必要はないと僕は思うんですよね。不便な方が人と人とが助け合って生活出来ると思うので、ちょっと手伝ってあげた、助けてくれた、ですごくうれしくなって幸せな生活が出来ると僕は思います。
ほら、デザインでも不便だった方がおもしろかったり、愛着が湧いたりするじゃないですか。
僕たちの生活も一緒なんですねきっと。そっか、そっか。
今回の旅ではそんな発見がありました。
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