ヘルシンキから帰って、その翌日意を決してアン先生の授業に行きました。
日本に帰る前に1回だけこの授業を受けて帰ったんですが、ミラノサローネに行って、バカンスがあって、2ヶ月遅れで、でも、もうこの授業に行かなかったら今学期他に受ける授業がなかったので、とにかく苦しいのはわかっていたけど行きました。
そしたら、めちゃくちゃ気まずい・・・。孤独の地獄です。
この日は外部から講師を招いて講義をして、その後、テストの答え合わせ。この日はうっかりして命綱の電子辞書を家に忘れ、とりあえず写真を撮りまくる。
そしたら講義が2時間経ったところで、講義の先生が、俺に向って
「写真撮っちゃダメです」って言ってきて。
「わかりました」って言ってとるのをやめました。
そしたら後ろのヤツにからかわれました。まあまあそんなのでひるんでたらフランスじゃやっていけないですから・・・とくに気にしてなかったんですけど、孤独ってのはこんなに辛いものかと思ったわけで。
そのあとすぐ休憩に入って、みんなは教室の外に休憩しにいったんですけど、俺はとくになんにもすることがないので、1人で教室に残ってたら、その女の先生が、
「日本人の方ですか?」声を掛けてくれて、とりあえず謝ろうと思って
「写真撮っててすみませんでした」って謝って、
そのあと少しお話して、なんだか少し気持ちがスーッとしました。
どうやらこの授業は解析をして製品を作る授業なんだな〜てのはわかりました。
それから、アン先生が来てテストの答え直しをしていて、みんなの解答用紙を見たらフランス語で書かれた文章がびっしり・・・絶句しました・・・。
俺が受けてたら0点だったろうな〜って・・・。
答え合わせ中することがない・・・。
そしてそのあとグループ作業。困りましたね・・・。僕はどこのグループにも属していませんから。今までそんなこと一度もなかったですから、今やっとそういう状況に直面して気持ちがわかりました。
まあそんな感じで孤独との戦いが始まったわけです。
次の週の授業でまた別の講師の方が来てくれて解析の方法を2時間講義してくれて、そのあと何をやるんだろう・・・って思っていたら、まさかの2人組でパソコン室で解析の
習・・・。
ヤバイ・・・まったくわからないのに実習って・・・。
と思ったら、アレックス君が一緒にやらない?って誘ってくれて一緒にやることに。良かったーと思いつつも全然フランス語わからないし、エクセルの使い方だって全部フランス表記だかわかんないし、でもやれるだけのことをやって、なんとか切り抜けました。
その後は悪夢のグループ作業。また孤独になってしまったわけで・・・。
本当に孤独って言うのは辛すぎて・・・苦しい。息が出来ない感じですね。さすがにこの孤独を打破したいと心を決めて、一緒に解析の実習をやったアレックス君のグループに入れてもらおうと思い、つたないフランス語で聞いたら、
「俺らはいいけど一応先生にも聞いてみて」って言われて、つたないフランス語でアン先生に聞くと、一斉にクラス中のみんなが俺を見る。
ついにあいつフランス語をしゃべった・・・。みたいな顔で・・・。
アン先生は、俺がグループに入れてほしいって言ってくるのを待っていたかのように、
「いいわよ!」って笑顔で言ってくれて、
ついに俺は孤独に打ち勝ちました・・・。やりました!!
今まで掃除機をデザインしたいと思ったことがなかったし、ペルソナがかっこ良くてシンプルなデザインが好きそうな人なので、完全に苦手分野です。
僕はいろいろな部分でグループのみんなには迷惑をかけてしまうと思うので、とにかく自分が出来ることをやるだけです。
がんばりま〜す。
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